第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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「…ふぅ、ゴメンね翔くん、退屈だったでしょ?もう終わるから」
「全然?幾らでも見てられるよ」
「そう?」
智くんは顔を傾けて自分の描いた絵を見ると、少し手をいれて、筆を置いた
「んー、今日はいっぱい描けた!翔くんのおかげぇ!」
「え?俺なんもしてないよ?」
「ふふ、翔くんはね、何もしなくても僕の力になってくれてるの」
「何もしなくても?」
どうゆう事だか解らなくて首を捻る俺に、智くんが画材を片付けながら言った
「翔くんはね、何時でも、何処に居ても、僕のコト支えてくれてるから」
「…?」
智くんはにっこり笑って、何だか訳が解らず首を傾げている俺を見た
「翔くんを想うだけで、僕は強くなれるの」
「…智くん///」
何時も可愛い智くんが、スゴク凛々しく見えた
「しょおくん、だぁーいすき!」
…でも、凛々しくても、やっぱ可愛い(笑)
「しょおーくん、帰ろ?」
「うん」
智くんが差し出した手を握ったら、手首に…
「Σんがぁ!!
智くん!ててて手形がっ!手首に手形がぁっ!!(汗)」
「…あ、ヤバ」
Σヤバって何ーーっ!!(泣)
…その後
結局我慢しきれずに智くんから全部訊き出して、号泣する俺でした(苦笑)
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