第34章 夢のあとのその先(中編)、の巻
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俺はマッハで玄関へ走った
「ざどじぐぅーーんっ!!!(号泣)」
─ガバッ
「おわっ!?な、何??どしたの翔くん!?(汗)」
「何処行ってたのぉ!?何でケータイ置いてったのぉ!??何で俺を捨てたのぉおおっ!!!(超絶号泣)」(←さとちに抱き付いて残っていた力を振り絞り(笑)全力で泣き叫ぶ撫でぃ)
「…すてた?」(←いきなりんなコト言われてキョトンなさとち)
「うわーんっ!!捨てないでぇええっ!!!////(猛烈号泣)」(←でもキョトンなさとちに気付かない撫でぃ)
「…何の話し??」(←首を傾げながら泣きじゃくる旦那の背中をぽんぽんしてあげている)
「ううっ……えぐっ……ひっく////」(←ちょっと落ち着いた(笑))
俺は、智くんに優しく背中をぽんぽんしてもらって若干の落ち着きを取り戻すと
泣きすぎて乱れた息でえぐえぐ言いながら、優しい智くんのお胸に甘えてぎゅうぎゅうと抱き付いた
「えぐっ…智くんがっ…智くんがぁあっ!!///」
「僕がどうしたの?ここにいるでしょ?
僕はずっと翔くんの傍にいるよ?
…翔くんが嫌っていっても、ずっと離れてあげないんだから」
智くんはそう言うと、えぐえぐ言って情けなく涙(と鼻水)を垂れ流す俺の汚れた顔をティッシュで拭ってくれた
「さっ…智くんっ!!///」
「うふふ…なあに?」
「何処にも行かない?俺と居てくれるの?」
「そうだよ?僕の居たい場所は、翔くんの隣だけだよ?」
「えへへ…智くん♡」(←もうご機嫌(笑))
「うふふ…翔くん♡」
「ああ、もうッ(怒)」
愛しの智くんの笑顔に癒された俺が、智くんと何時ものを始めるのを見て
ニノがプリプリ怒り出した
「もうっ!どうにかしてよっ!!このバカップルっ!!」
「まあまあ、よかったじゃんニノ、仲直りできて!」
「始めっからこの撫で肩男の只の勘違いじゃん!!」
(勘違い?……なんか勘違いしてたっけか俺??)←さとちとイチャイチャしてソレまでの記憶が飛んだ模様(笑)
こうして俺のパニック祭りは漸く終息を迎え
俺は自分の醜態をきれいさっぱり忘れて智くんと何時ものヤツにどっぷりハマった
…背中に、松本くんの哀愁漂う視線を感じながら…
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