第34章 夢のあとのその先(中編)、の巻
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もしかしたら潤くんは、僕に対して無意識に罪悪感を覚えているのかも知れない
そう思った僕は、思い切って潤くんを買い物へ誘った
「……え?」
だけど急に二人で買い物へ行こうなんて言われた潤くんは、驚いた様に目を見開いた
(…急にふたりだけで買い物に行こうなんて言われたら驚くよね(苦笑))
でも僕は、どうしても潤くんと2人だけで話がしたかった
…あの過去の悪夢を、2人で一緒に、本当の過去の出来事にするために…
「しゃとしも、いっちょにいくぅ!」
そんな、ちょっと思い詰めた心持ちになっていたら
腕の中のさとしくんが、僕の顔を見上げて言った
でも、当然さとしくんを連れて行く訳には行かない
で
困った僕は、相葉ちゃんに慰められながら、しくしくと泣いている翔くん(笑)を指差した
「さとしくんは、あの面白いおじさんと遊んでて?」
僕がそう言うと、さとしくんは物凄く嫌そうな顔をして、ふんと鼻をならした
「しゃくらい、きらい!」
「なんだとこらぁっ!!(怒)」(←二歳児相手にキレる撫でぃ)
「櫻井くんコドモだからっ!!相手はコドモだからっ!!!(汗)」
さとしくんに嫌いと言われて怒って立ち上がる翔くん
それを後ろから相葉ちゃんが羽交い絞めにする
翔くんは、相葉ちゃんに羽交い締めにされた状態で、やんのかワレコラとか言いながらジタバタ暴れた
(翔くんったらもぅ………かわいぃなぁ♡////)←基本、翔くんのやるコトは何でも可愛く思えるらしい(笑)
僕は、可愛く暴れる(笑)翔くんを指差しながらさとしくんに言った
「ほら、面白いでしょ?
嫌いなんていわないで?智ままが、この世で一番愛してる人なんだから」
「///さ、智きゅん…」(←キレらいからデレらいにチェンジ(笑))
「いちばんなの?」(←ちょっと納得が行かないさとしくん)
「うん、一番だよ?」
「さとちきゅう〜〜ん♡♡////」(←デレっデレっすね(笑))
「翔くんこの子お願いね?ちょっと買い出し行ってくるから」
「うん、解った」(←そして快諾(笑))
僕は、満面の笑顔でさとしくんの子守を引き受けてくれた翔くんに、さとしくんを受け渡すと
潤くんの手を引いた
「じゃあ、いこっか、潤くん」
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