第33章 夢のあとのその先(前編)、の巻
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「////さささとしくん!?」
ーぷち。(←あ。)
「はははは!さとしくん、智ママは男の人だから、おっぱいは無いんだよ!てか、そのおっぱいは俺のもんだから、無暗に触っちゃいけないよ!!」(←壊れた(笑))
「櫻井くん大丈夫!?何か壊れてない!?」
「あはははは
あははははは」(←尋常じゃないくらい壊れてます(笑))
「翔くんしっかりぃいっ!やんっ///」
珍しく慌てた声を出すニノに返事もせずに笑い続ける俺を見て、智くんが俺に手を伸ばそうとした瞬間
俺の目に更にあんびりーばぼーな光景が飛び込んで来た
「でも、ぽっちがちゅいてるよ?
おっぱいでないの?」(←言いながらさとちのびーちくを摘むさとしくん)
「!!!!!」(←もう言葉にならないしょーたん(笑))
「じゅ…潤くぅ〜ん(泣)」
気絶寸前の俺がわなわなと震えていると
半ベソをかきながら、智くんは何故か、俺ではなく松本くんに助けを求めた(←それはアナタが助けを求められる状態では無いからなのでは?)
「…こほん///
さとし、その手を離しなさい」
智くんに助けを求められて、松本くんが控え目に我が子を窘める
が
ちっさい変質者(←だからソレは止めなさいって)は、頑として智くんのびーちくから手を離そうとはしなかった
「やらぁ!」(←さとちのびーちくを摘んだまま駄々をコネるさとしくん)
「////////」(←さとち、超悶絶(笑))
「ヤダじゃありません!」(←息子の手を掴んで強制撤去するずん様)
「いやぁあ〜〜ん////」(←手を離されて更に駄々をコネるさとしくん)
「いやぁあ〜〜ん(号泣)」(←そして泣き崩れる撫でぃ)
「……………」
その時
捲られたシャツの隙間から見えた、智くんの古傷に
松本くんの視線が注がれていたことを、智くんが気付いていたコトを
智くんウォッチャー(笑)の俺が、見過ごす訳がなく…
…でも
俺は、微妙な顔をして自分の脇腹を見ている松本くんを、哀しそうな瞳で見詰める智くんに
気付かないフリをしていた
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