第33章 夢のあとのその先(前編)、の巻
.
(うふふ……可愛いなぁ///)
僕は、熱心に大画面の液晶テレビ(笑)に映し出された動物を見ているさとしくんを膝に抱えて
その柔らかくて暖かい小さな体を抱きしめながら
小さなため息をついた
(小さい子って本当に良いなぁ…抱っこしてるだけで癒やされちゃうなんて…
…きっと、癒やしのオーラの塊なんだろうなぁ、赤ちゃんとか小さな子供って♡)
ああ、やっぱ子供欲しいなぁ
僕、本当にどうにかして子供産めないかなぁ
とか
馬鹿な物思いに耽っていたら、膝の上のさとしくんが急にガバッと立ち上がった
「きゃーーーッ!!!////」(←そして急に奇声を発する(笑))
「Σな、なに?どうしたのさとしくん!?(汗)」
「……チーターの捕食シーン見て興奮しちゃったんじゃないんすか?…お子様だから。」
「ああーっ!!イイっ!!チーター先輩サイコーっすッ!!!////」
「Σあ、相葉ちゃんまでっ!?」
「……昔から憧れてたチーターパイセン(笑)を見て興奮しちゃったんじゃないっすか?…バカだから。」
「えっ?で、でも……///」
ニノはまるで我関せずって感じだったけど、興奮して騒ぐ2人(笑)に戸惑う僕
そうこうしていたら、キッチンからお茶を乗せたお盆を持って潤くんが戻って来た
「何を騒いでるんだ?」
潤くんは、興奮して騒ぐ我が子(と相葉ちゃん)を見て首を傾げると持って来たお茶をテーブルに置いた
するとさとしくんは何を思ったのか、リビングに置かれたラックをよじ登り始めた
それを見て、潤くんが珍しく焦ったように大声を出す
「Σさとし!危ないからそんなトコ登っちゃダメでしょ!!ほら!そんなの舐めたら汚いから!!」
「きゃーっ!!きゃあーーっ!!」(←興奮しすぎてまるで聞いて無い(笑))
「あ〜あ、だめっすねありゃ…完璧興奮しすぎて壊れてますよ。」
「こ、壊れてますよって、ニノ…(汗)」
さとしくんは潤くんの言うことはまるでみみにはいらないみたいで
相変わらず奇声を発しながら、よじ登ったラックから飛び降りると
今度は相葉ちゃんが興奮して脱ぎ散らかした(笑)スリッパをくわえて走り出した
.