第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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(ふぇ…しょおくん、たすけて…)
Purururu..Purururu..
「Σ電話っ!!!」
「やばっ…Σうわっ!?」
僕は箒を彼に向って放り投げて電話に出た
『あ、智く…』
しょおくんだぁ!!////
「しょおくん!たすけてぇ!!」
「くそっ!!」
彼が掴みかかってきた
僕は必死でしゃがんでかわすと、そのまま部屋の出口に向かって走ろうとした
「行かせるかよっ!!」
「きゃっ///」
後ろ手を掴まれる
「いやっ!!放してっ!!!」
「イイね、もっと暴れてよ」
(なんだよこの、ヘンタイっ!!)
…て、ちょっと、待って?
(余計萌えるとか言ってたっけ?)
「………」
(そうか、暴れるからイケないのかな?)
僕は抵抗を止めて、すぅっと息を吸って、吐いた
「ん?大人しくヤル気になったのか?」
「………ヤル訳ナイだろ」
僕は、真っ直ぐにその彼を見た
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