第32章 迷惑な新人くん、の巻
「さ、智くん…////」
「………離してよ、この浮気者。」
「Σうっ…!?
ごごごご誤解だってば智くんッ!!///」
「……何が誤解なの?キスしてたクセに」
「あ、あああれはね何つうか、その、不意を付かれたっつうか…(汗)(汗)」
「ふぅ〜〜ん、そんなんでスグにキスされちゃうんだ?
あ、それとも不意をついて翔くんがしたの?」
「Σちがっ…違うようっ!!(号泣)////」
冷たい僕の態度に、大いに焦ってジタバタする翔くん
…僕の、大好きな…カッコイいけど、ちょっと残念なカワイイ人…
(………僕の、翔くんなんだから////)
僕は、そんな僕の旦那様の罪な唇(笑)を指で辿った
「………違うって言うなら、今ココでキスし…////」
“今ココでキスして”
そのセリフを言い切る前に
翔くんの甘い唇が僕の唇を塞いだ
「………本当にゴメンね、智くん……いくら油断してたからって、キスなんかされちゃって………マジごめん///」
たっぷり時間をかけて、唇を合わせた後
僕の唇から少しだけ唇を離して、翔くんが申し訳なさそうに囁く
僕は、そんな翔くんに甘えて抱きつきながら言った
「………あの子、どうしたの?」
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