第32章 迷惑な新人くん、の巻
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「Σはにゃあぁあああっ!?(汗)(汗)」(←焦って声が裏返りまくる撫でぃ)
いきなり「キスして」なんてとんでもない事を言う中島くんの、目前に迫ったうるうるMAXな眼が切なげに細められて
その光景に、もう、俺の脳内はパニック祭りも甚だしかった
「……酔っ払った勢いで、ふざけてしたって体で良いんです……
……お願い、僕……そしたら、もう……櫻井さんの、こと……思い出に、して……
……諦め、て……お仕事、がん、ばり……ます、か、ら……/////」
「うっ……うぅ〜……(汗)(汗)(汗)」
智くんの若い頃似の(←※しょーくんが勝手に思い込んでいるだけですが(笑))お目めうるうる攻撃に怯む俺
すると、その一瞬の隙をついて(笑)中島くんの唇が、ぷちゅっと俺の唇に重なった
「Σおにょっ!?(汗)」
「………………あ。」
ビックリして仰け反る俺の後方を見て、中島くんが口を押さえる
俺は、いきなりちゅーされてワタワタしながら、その視線の先を振り向いて見た
…………ら。
なんと、仁王立ちして俺を見ている、智くんが…
「さ……ささ……ささささ………さっ…!!!(汗)(汗)(汗)」(←パニックが過ぎて“智くん”と言えない(笑))
「……………………………………電話、通じないからさ、来てみたんだけど
お邪魔みたいだから、帰る。」(←無表情)
「Σちょっ、ちょっと待って智くんッ!!(汗)」
「僕の事は忘れて、どぉお〜〜〜〜〜〜ぞ、若い男の子と、ごゆっくり。」
智くんは、何時か見た様な恐ろしく冷たい顔をすると
俺に背を向けた
「Σちち、違うんだ智くぅうーんッ!!!」(←焦り過ぎて脚がもつれて椅子から立ち上がれない(笑))
「………………なんなら、帰って来なくて良いから。」
「Σに゙ゃっ!!??(汗)(汗)(汗)」
智くんは、大いに焦ってジタバタする俺に、肩越しに冷たぁあ〜〜い視線を送ると
そのまま店を出て行ってしまった
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