第32章 迷惑な新人くん、の巻

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「…………どうかしたの？中島くん」

「………」



何だか様子がおかしいので、その顔をのぞき込むと、中島くんがお得意の上目遣いをして俺の顔を見上げた



「…………お家で待ってる奥さんに、電話するんですか？///」

「え？……ああ、まあ……そうね…」

「今日くらい……今くらい、良いじゃないですか……奥さんの事忘れてくれたって……」

「………へ？(汗)」



ちょっと待ってくれよな展開と雰囲気に戸惑う俺の手を、中島くんがキュッと握る



「…………僕、まだ学生の頃に……会社見学でお見かけした時から、櫻井さんのこと、……ずっと……

……………ずっと、好き……好きだったんです/////」

「ちょちょちょちょっ…！！

ちょっと待ちなしゃいっ！！！(汗)」(←焦りすぎて噛んだ(笑))

「………お願いです………今だけで良いんです………今だけ………僕だけを………見てて下さぃ////」(←お目めうるうるで今にも泣きそう)

「いやいやいやいやっ！！

今だけもなんも、そりは…っ！！！(汗)」(←撫で旦那パニック発動(笑))



なんせ、若い男の子に言い寄られるなんてのは、前代未聞な経験だったもんで

俺は大いに焦りまくった


その俺の目の前で、中島くんの子犬の様なお目めが、うるうると涙を湛えて揺れている

ふと、それが、愛しのすうぃーとマイ嫁と重なる



(……あ〜……智くんもきっと、若い頃はこんな感じだったんだろなぁ…///)←そんな事妄想してる場合じゃないっすよ



そんな事を思ってぼへっとなって居たら、中島くんの顔が俺の目前に迫って来た



「(Σはっ！！)いやいや、中島くん近いからっ！！(汗)」(←我に返った(笑))

「………………キスして下さい///」




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