第32章 迷惑な新人くん、の巻
「………ご迷惑です、か?////」
「いや、迷惑とか迷惑じゃないとかでなく……智く…いや、奥さんが家で夕飯の準備してるだろうから
急に言われても困るって言うか…」
「じゃあ///」
中島くんは、俺の手をギュッと握ると、キュッと唇を噛んだ
「明日なら、良いですか?///」
「明日?…ん〜…まあ…一応、前もって言っておけば良い気はしなくもないけど(俺は毎日智くんと二人で飯が食いたい)」(←笑)
後半部分のセリフをグッと飲み込んでそう言うと
中島くんが、ぱあっと明るく笑った
「ほんとですか!?じゃあ、明日!約束ですよっ!!///」
「えっ?…あ〜……うん(汗)」(←押しに弱いヘタレ撫でぃ)
「有り難うございますっ!!じゃあ、お疲れ様でしたっ!!////」
「おぅ、お疲れ……」
俺はパタパタと小走りに去って行く中島くんの背中を見送りながら
なんとなく
智くんもあの位の年の頃は、あんな感じだったのかなぁとふと思う
「…………………」
(……いや、智くんのが100倍可愛かったに違いない。)←笑
俺は1人でそう納得すると、愛妻が待つ家へ帰宅すべく
全速力で会社を出た(←ちょっと遅くなったもので(笑))
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