第32章 迷惑な新人くん、の巻
.
松本くんが智くんの招待で、我が家に息子のさとしくんを伴って(と言うか智くん的には、さとしくんがメインゲストだったみたいだけど(笑))やって来た際に
今度は、俺と智くんが松本家へ遊びに行く事が決まってしまった
んで
これまた智くんの提案で、その際に相葉くんとニノの二人も誘う事になり
結局、二人の予定と松本くんの予定の兼ね合いで、松本邸訪問は、夏の終わり頃に決定した
「なんかちょっと間が空いちゃうねぇ」
松本邸訪問日が決定した日の夜
智くんがカレンダーを見ながら首を傾げた
なんだか不満げな顔をしている
「もっと早くが良かった?(笑)」
ちょっと拗ねた様な顔の奥様を後ろから抱きしめると、智くんが俺の肩に頭を乗せて仰け反って俺を見上げた
「ん〜…仕方ないよ、こればっかは…潤くんの予定を優先しなくちゃなんないしさ///」
「まあ、そうだね(笑)」
「あ、そうだ、早いって言えば翔くん明日の朝、何時もより早いんだよね?」
話しながら、智くんが俺の腕の中で反転して、俺に抱き付く
俺はこちらを向いた智くんの可愛いおでこに軽くキスをしながら言った
「うん、新人くんの教育を申し使ってね(笑)」
「新人くん?」
「うん」
言いながら、今度はぷりっとした可愛い口にキスをする
「…中島くんって言う子でね……新卒なんだけど……今度うちの部に配属になってさ
…で、部長にさ……押し付けられちゃった訳(笑)」
「ん……そぅ、なんだ…///」
話の合間にちぃうちぃうしていたら、智くんの顔が俄かに赤くなって、吐息が荒くなって来た
(はぁあ〜………可愛いなぁ////)
「……………もう、我慢出来ん!!////」
「んんっ/////」
俺は、余りに可愛い様子の奥様に我慢が出来なくなって
ガバッとその唇にかぶりついた
.