第31章 虹の向こう…、の巻
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「ねぇ、せっかくだから、潤くんちに行くのニノと相葉ちゃんも誘わない?」
僕は、うとうとし始めたさとしくんを抱っこし直しながら
翔くんと潤くんを交互に見た
「俺は構わないよ」
潤くんが、カッコ良く緑茶を飲みながら(笑)言う
「翔くんは?」
「ん?俺?
俺は松本くんが構わないって言うなら一向に構わないよ?」
「んじゃあ、決定ね♡」
僕は言いながらずり落ちそうになるさとしくんを、しっかりと抱きしめた
「………そぉ言やぁ、相葉くんは松本くんジュニアには会ったこと無いんじゃないの?」
さとしくんをしっかり抱きしめた僕を、何だか複雑そうな顔をして見ながら翔くんが言った
僕は、ずるずると腕から落ちそうになるさとしくんを、立ち上がってもう一度抱き直した
「うん、無いと思うよ?ねぇ、潤くん?」
「無いな。
ニノも、さとしが産まれてすぐくらいに家に来て会ったっきりだしな」
「そっかぁ、じゃあきっと驚くなぁ、ニノ
さとしくん、こぉんなに大きくなったんだもん♡」
「……それより智、さとしのやつ、寝ちまったんじゃないのか?」
「ん?」