第30章 むらぴーとゆうこりんの結婚式、の巻
.
「おぉ〜……こりゃまた(汗)」
「ね?凝ってるでしょ?(笑)」
白いお皿の上に盛られたバームクーヘンには、でぇ〜〜んと二人の写真がプリントされていた(笑)
「最近はさぁ、写真とかをケーキにプリント出来るんだよねぇ」
「……いや、良いけどさ……人の顔写真入りのケーキとかって……食い辛くね?(汗)」
「そう?」
智くんは全くそんなの気にしませんって顔で首を傾げると
何の躊躇もなく、二人の顔写真入りのバームクーヘンをナイフで切り刻んだ(笑)
「……………………(汗)」(←何か複雑らしい(笑))
「どしたの、翔くん?」(←此方はまるで気にならないらしい(笑))
「いや…………食おうか(汗)」
「うん♪」
智くんはニコニコ笑いながら俺の隣にぴったりくっ付いて座ると、ぱちんと可愛く手を合わせた
「いただきまぁす♡」
「……頂きます。」(←まだ何か気になっている(笑))
「ん〜っ!おぃしぃよ♡」
「……うん、味は悪くないな(笑)」
二人して引き出物のバームクーヘンを食べることしばし
半分ほど(殆ど俺が)食べてから、また明日食べようと言う事になり
智くんは村上部分が無くなった(笑)バームクーヘンにラップをして冷蔵庫に仕舞った
「でも、寝る前にこんな甘いもの食べたら、太っちゃうねぇ///」
冷蔵庫にバームクーヘンを仕舞った智くんが、ちょっと苦笑いする
俺は、そんな奥様の腰を捕まえて、そっと囁いた
「んじゃ、今から二人で運動して、バームクーヘン分のカロリー消費しちゃう?」
「んふふ……良いけど、その前に歯ぁ磨こ?////」
「おっけ〜♪」
「んふふふ////」
俺は智くんの腰を抱いたまま、洗面所へ移動した
.