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Stay Gold〜翔と智のラブラブ新婚日記

第29章 悪夢の再来、の巻


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「お、お前はっ…!!(汗)」



その人が明らかに怯えた顔をして後退る



「もう、観念するんだな

こんな事して……今度こそ、只では済まないぜ?」

「……うぅ……」



その人が、うずくまったまま唸り声を上げる

それを上から見下ろしながら、潤くんが更に言葉を重ねる



「佐藤弁護士にも、もう連絡が行っている筈だよ

…まあ、自分のギャラリーで起きた不始末だからな、多分、弁護くらいはしてくれるんじゃないのか?」

「………」

「だがな」



潤くんは、キッとその人を睨み付けたままでその隣に屈むと

耳元で何やら囁いた



「!!!(汗)」



その囁きを聞いたその人の顔が

更に青ざめる



「……潤くん?……何、言ったの?」

「別に?……ただの、決意表明さ」

「………ひ、ひぃ………(汗)」



潤くんにまた睨まれて縮み上がるその人


その後、潤くんが警察を呼んでくれて

その人は敢えなく御用となった








「……あいつ、豚箱入りになるかなぁ」



警察で事情聴取を受けた帰り道

翔くんが、家まで送ってくれると言う潤くんの車の後部座席で、心配そうに僕の肩を抱きながら呟いた


その呟きを聞いて、潤くんがニヤリと笑う



「初犯だからな、実刑にはならないだろうけど、アイツはもう二度と智には近付かない筈だぜ?」

「何故?……ねぇ、潤くんさっき何言ったの?」

「ん〜?」



潤くんはバックミラーで僕の顔を見て、にっこりと微笑むと

視線を前方に戻して言った



「だから、決意表明だよ(笑)」

「それじゃ解らないってばぁ///」

「ははははは(笑)」





結局、潤くんは何を言ったのかは話してくれなかったけど

潤くんの言った通り、その人は実刑にはならず


その代わりに

もう二度と僕に近付いちゃいけないって判決が降りたらしい





その判決が出た数日後

その人は、故郷の新潟へ帰ったと、佐藤さんが教えてくれた




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