第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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「………怒った?」
「怒りふぁしないふぇど…ふぁんで黙っふぇふぁの?」
俺はおにぎりを口に頬張りながら言った
「…翔くん、喋るか、食べるか、どっちかにしてね?」
「ふぁあ、ふぁべる」
「……どっち??」
—ごくん
「…食べる」
「ふふ、解った。お味噌汁、お代りする?」
「するぅ〜♪」
智くんに鍵を開けてもらって家の中に入ったら、安心したのか急に腹が減ってどうしようもなくなってしまった
で、智くんがパパッとおにぎりとお味噌汁を作ってくれた
智くんは、夜食を作りながら、何で教授のお家に行っていたのか、誰にちゅーさちゃったのかを話してくれた
「…翔くんに心配かけたく無かったから言わなかったんだけど…
ニノの言う通りだよね、やっぱ、始めから言ってれば良かったよね」
智くんがお代りのお味噌汁をテーブルに置きながら言った
「でもふぉれふぁ、俺がやきもひやひゅかりゃ…」
「翔くん、食べてから、ね?」
「…ごめんなふぁい」
俺は急いで夜食を平らげた
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