第28章 智、画家になる!?、の巻
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「じゃあやっぱりあの話し受けるコトにしたんだ?」
「うん♪」
今日は、たぁちゃんちでお茶会の日
と、言う訳で
僕は、ニノとたぁちゃんにギャラリー佐藤で絵を描くコトに決めた事を話していた
「これでしのぶちゃんは、画家先生じゃの!」
「やめてよぅ、先生だなんて///」
「いよッ!大野画伯ッ!!」(←笑)
「もぉ〜!ニノまでよしてったらぁ////」(←とか言って嬉しい(笑))
二人にからかわれて照れながらお茶をすする僕
ニノは、そんな僕の顔をニコニコ笑いながら覗き込んだ
「良かったですね、大野くん
念願が叶って♡」
「うん、ありがとうニノ///」
「てか、あんなコトさえ無ければ………あ、」
ニノは、話しの途中で言葉を詰まらせて、しまったって顔をした
「……ごめんなさい」
「何が?」
「何がって…」
「もう、忘れたの」
僕は、空っぽになった茶器を口に押し当てたまま言った
「……あの時のコトは………もう、忘れちゃった
……だから、良いんだもう」
「…大野くん…」
しんみりとする僕とニノ
それを見たたぁちゃんが、話に付いて行けずにジタバタと手を振り回した
「何の話しぢゃっ!」
「うるせぇッ!ジジイは関係ないんだから黙っとれッ!!(怒)」
「なんぢゃと!お年寄りを仲間外れにするなぢゃっ!!」
「ちょっと、二人とも喧嘩しないでよぅ(苦笑)」(←2人の間に入った)
「しのぶちゃあ〜ん!ニノがいぢめるぢゃ〜〜!!///」(←で、そのさとちに抱き付く)
「抱き付くなやッ!!(怒)」(←祖父をにゃんこから引っ剥がすわんこ)
「ああ〜っ!!しのぶちゃあぁ〜〜ん!!///」(←何故かにゃんこのケツを揉むエロジジイ)
「いやぁん/////」(←つい色っぽい声が出ちゃうにゃんこ)
「なにしとんぢゃクソジジイ!!生きたまま棺桶に突っ込んだろかッ(怒)」(←止めてあげて下さい)
「んもぉ〜〜////」
…こうして
お茶会で何時も通り(何時もこんななの?(笑))楽しい時間を過ごした僕は、何時も通りお家に帰った
過去の最悪な出来事を思い出し掛けて沸き起こった、言い知れぬ不安に
気付かないふりをして…
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