第28章 智、画家になる!?、の巻
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もじもじと、恥ずかしそうに俯くまいはにー。
「智きゅん、かわいぃ♡」(←しょーたんさとちにまっしぐら(笑))
「ぃやん♡」(←嬉しそうにしょーたんに抱き潰されるさとち)
「でもでも、マジで心配なんだよぅ///」
「ん〜……じゃあぁ、ココに着いてからと、帰るときに、必ずメール入れるね?」
「んん〜っ!二回だけぇ?」(←笑)
「んじゃ、途中経過も入れる………写メ付きで♡」
「ぃやったぁ〜♡」(←良いんですかそれで?)
「……何やら、丸く収まったようですな(笑)」
佐藤さんは、いちゃいちゃし出した俺たちを見て笑うと
カバンを小脇に抱えた
「もう少しゆっくりしていたいのですが、予定があるものですから
私はこれで失礼させて頂きます」
「わざわざお時間を割いて下さってありがとう御座いました」
もう行くと言う佐藤さんに、深々と頭を下げる智くん
佐藤さんはそれを見て同じように頭を下げると
「では、失礼致します」
と言って、ギャラリーを出て行った
「もう少しゆっくりされて行きますか?」
佐藤さんが出て行くと、エロ橋が俺たちに声を掛けてきた
「そっこーで帰ります(怒)」(←さとちを背中に隠した)
「んもぅ、翔くんったらまた…///」(←とか言いながら嬉しい)
「では、ご連絡お待ちしております……………大野さん」
「はい」(←翔くんの背中に隠されているので高橋さんは見えていない)
「………行こう」
俺は、何とも言い難い視線を俺の後方に向けて送っている高橋さんをじっと睨み付けて
智くんを背中に隠したまま、ギャラリーを出た
(何だろう……何だか解らないけど、ごっつい不安だ)
俺は、ご機嫌で俺に寄り添って歩く可愛い智くんの手をしっかりと握り締めながら
智くんがアトリエを使う前に、絶対に内側から掛けられる鍵を付けて貰おう
とか、思っていた
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