第28章 智、画家になる!?、の巻
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「え?いけめんなの?///」(←ナイスミドルに弱いにゃんこ(笑))
「……………やっぱダメだ、話し断んなさい。」(←急に不安になったわんこ)
「なんでぇ〜?ちゃんとしたヒトなんでしょお〜?///」(←どうしても一度見てみたいにゃんこ)
「ダメです!そんな盛った顔してからに!」(←盛った顔て(笑))
「なんだよぅ〜!かっくいいヒトをちょっと見るくらいイイじゃあん!///」(←最早主旨がズレている)
「…んじゃあ、そんなに言うなら会わせてあげますよ
ただし、俺も同伴しますけどね」(←結局にゃんこには弱いわんこ)
ニノはちょっと不満そうにそう言うと、ポケットから携帯電話を取り出した
「……あ、景山?悪いんだけどさ、佐藤弁護士にアポ取ってくんない?
…うん、急ぎで……じゃ、よろしく」
ニノは澄ました顔で電話を切ると、また僕のてを握った
「イイですか大野くん
男を見たら、取りあえずみんな自分を狙ってると思いなさいよ
くれぐれも警戒を怠ったらダメですからね!」
「またそんな…大袈裟な(笑)」
「大袈裟じゃないんですって、あんたの場合は…」
ニノがそう言って派手な溜め息をついたら、ニノの携帯電話が鳴り出した
「…あ、景山だ。
相変わらず仕事が早いっすね♪」
ニノはご機嫌で電話に出ると、2・3言話して電話を切った
「今日のお茶会に来てくれるってさ、佐藤さん」
「え?」
思いがけない話に目を丸くする僕に、にっこり微笑んで
ニノが続けて言った
「何だか丁度爺さんに話があったそうですよ」
(あ、そっか…ニノんちの顧問弁護士なんだっけか、佐藤さん)
「さ、行きましょうか?」
イマイチ事態を飲み込めて居なかったものの
僕は取りあえず、何だかご機嫌なニノに手を引かれて
佐藤さんも来るという、たぁちゃんちのお茶会へ向かった
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