第27章 にのあい舞妓茶会事件!、の巻
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(……ん〜……今、何時だろ?)
公園から帰って来て愛し合い
疲れてそのまま眠ってしまった俺は、雅紀の長い腕に抱き締められた状態で目が覚めた
そのままの体勢で時計を見る
「げ、もう昼じゃん」
「………ん〜?」
随分寝坊しちゃったな、なんて思って思わず声を出したら、雅紀が目を覚ました
「おはよー。」
「お早くねぇよ、もう昼過ぎだぜ」
「あ、そうなの?おそよー。」
「…………お前、ホントばかだな。」
「そうよー。」
「………(笑)」
俺は、朝っぱらからへらへら笑ってバカを言う雅紀に、キュッと抱き付いた
「ばぁーか。」
「ん〜?そんな可愛くしてると、朝っぱらからヤっちゃうよ?」
「……いいょ////」
「マジ?(笑)」
雅紀は嬉しそうに笑うと起き上がって、俺のオデコに軽くキスをした
「超嬉しくて勿体ないけど、先にちょっと行きたいトコあるんだ」
「行きたいトコ?」
「うん。リストランテ・オサム」
「…………」
雅紀は目を丸くして言葉を失った俺を見て、にっこり微笑むと
ベッドから降りて着替え始めた