第27章 にのあい舞妓茶会事件!、の巻
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「っ……………まさ、き…/////」
「愛してるよ、ニノ…………お前は、この先ずっと、死ぬまで…
…んーん、死んだって、俺だけのものだよ」
「…ま……さき………ごめ……ごめんなさぃっ…/////」
「……良いんだ」
雅紀はゆっくり首を横に振ると、にっこり微笑んで
また、キスをして言った
「お前は謝んないで良いよ………俺が謝らせたいのは、ニノじゃないから」
「…………雅紀、お前…………」
「でも」
「んんッ////」
戸惑う俺をキツく抱き締めて、今度は深いキスをすると
雅紀がニヤリと笑って、俺の耳元で囁いた
「………今夜は、寝かせないよ?」
「………うん」
今度は自分から雅紀にキスをして
その耳元に囁き返す
「良いよ……今夜は、もうやだって俺が泣いても…………ずっと抱いてて」
「ふふっ………泣かれたら流石に止めるよ(笑)」
「何でだよ、サルのクセに」
「何でってそりゃ、愛してるからに決まってんじゃん(笑)」
「………ばぁーか/////」
「ふふふっ……帰ろっか?」
「…………うん///」
公園から、自宅マンションまでは、結構な距離があったけど
俺達は、手を繋いで、家まで歩いて行った
何でもない話をしながら
ゆっくり
ゆっくり
2人で歩んで来た、長い年月を噛み締める様に
ゆっくりと、歩いて行く
軽く繋いだ手と
ちょっと離れて歩く距離感が
妙に心地良かった
「…………雅紀」
「ん〜?」
「…………愛してるぜ」
「ん?何??」
「…………聞こえてて、二度言わすなや(怒)」
「あ、バレた?(笑)」
(…………うん、心地良い)
俺は、長年積み重ねてきた、心地良い空気に包まれながら
2人の家までの道のりを歩いて行った
公園から自宅に付く頃には
すっかり夜が更けていて、なんなら若干空も明るくなりかけてたけど
俺達は、辿り着いた2人の部屋で
お互いの変わらぬ愛を確かめ合った
流石に、疲れてふらふらだったから
俺が泣き出す前に
2人共ぐったりして、寝ちゃったけど、ね(笑)
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