第27章 にのあい舞妓茶会事件!、の巻
「…………ばか////」
「……大野くん……」
「ばかばかばか……ニノの、ばかっ/////」
「……いや、いきなり来て、可哀想な状態の俺に“ばか”を連呼とかいって、ヒドくないっすか?」
「だって!!!/////」
「もー………あんたがそんな泣いてどーすんですか(笑)」
ニノは、腫れた目を細めてちょっと呆れた様に笑うと
わんさか溢れ出した僕の涙を指で拭った
「……でも、本当に、バカでしたよ……………俺」
「……ニノ////」
「なんかさ、ちょっと酔ってたのかな……“お兄さん”とかって響きに」
「…………」
「………それに」
ニノは辛そうに下唇をキュッと噛みしめると、ぼそりと呟く様に言った
「………ずっと根に持ってたのかも」
「何を?」
「…………………浮気」
「…………」
ニノはそう言って、泣きそうな顔をして笑うと
こてんと僕の首筋に顔を埋めた
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