第27章 にのあい舞妓茶会事件!、の巻
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家に帰ると、朝が早かった為、雅紀はまだ眠っていた
俺は、雅紀を起こさないよう細心の注意を払いながら部屋着に着替えて
こっそり雅紀の眠っているベッドに潜り込んだ
「………っ/////」
暖かい布団の中に入って、雅紀の体温と匂いに包まれたら、堪えていた涙が溢れそうになって
俺は慌てて目をゴシゴシ擦った
「んん〜………ニノ、おかえりぃ〜」
「!!!////」
何時起きたんだか、雅紀が寝返りを打って俺に抱き付いた
心臓が痛いくらいドリキリと脈打つ
「……んだよ、まだ朝早いんだから、寝てろよ」
冷や汗が、背中を伝う
抱き締められたら拍子に少し肌けた首筋に
あの忌々しい痕が覗いていた
「ん〜……一回ヤってから寝るぅ」
「ばっ……バカッ!大人しくそのまま寝ろッ!!///」
「だってぇ〜……昨夜はニノが居なかったから、寂しかったんだもん」
何も知らない雅紀が
へらへら笑いながら俺の部屋着に手をかける
俺は堪らず声を荒げてその手を押し退けた
「止めろってば!!////」
「いーじゃぁーん……ちょこっとだけぇ」
「バカッ…やめ………ダメ止めてッ……!!//////」