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Stay Gold〜翔と智のラブラブ新婚日記

第27章 にのあい舞妓茶会事件!、の巻


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『は?出たくない??』

「うん、ちょっとね(笑)

で、何?何か用?」

『え?いや………ん〜………』

「……?」




俺が用件を訊くと、櫻井くんは何故か困ったような唸り声を上げた




「何?どうかしたの?」

『いや………相葉くんさ、ニノから向井理って人の話し、聞いてる?』

「え?…おさむ?」




そう言えばさっきニノがブツブツ言っている時に、そんな名前が出たような…




「…………代われ」

「ん?」




俺が“おさむ”と口に出して言ったら、ニノが渋い顔をして俺の手から携帯電話を取り返した




「……もしもし、何の用っすか?


……………は?なんすかソレ?理がそう言ってたの?


……うん……


……うん……


別に危ない事なんか無いっしょ?家族も一緒なんすから


……あぁ?んなの余計なお世話っすよ!(怒)」

「…………」




電話に出たニノは、終始不機嫌で

プリプリ怒りながら(たぶん)一方的に電話を切ってしまった




「……櫻井くん、何だって?」

「雅紀には関係ねぇよ……こっちの親とかの話し」

「……そっか」

「………」








その時


ニノは、何だかもっと突っ込んで聞いて欲しそうな顔をした気がしたんだけど

実家の話しを嫌がるニノに限って、そんなことは無いって思ってしまって


俺は、それ以上は何も訊かずに何時も通り仕事を続けた





だけど


本当は、俺からもっと、突っ込んで聞いて欲しかったんだよね?ニノ



お互い、大人になりすぎて

…俺は、大事な事を見落としてしまっていたんだよね…?






そうでしょ


………ニノ








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ニノが、「実の母親んちに泊まりで遊びに行く」と言って出掛けて


翌日、体中に赤い印を付けて帰ってきたのは




それから


一週間後の事だった




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