第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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(…なんだかニノが恋する乙女に見えるよ(笑))
シェイカーのカクテルを相葉くんが慣れた手つきでグラスに注ぐ
ニノは、ぽーっとそんな相葉くんをみている
「はい、ブラッディーメアリ。好きでしょ?」
「///うん」
ニノはグラスを両手に挟んで、恥ずかしそうに俯いた
「特別美味しいとおもうよ?“ニノ、愛してる〜っ!”って想いながら作ったから」
「ばっかじゃないの////」
ニノが照れて真っ赤になりながらカクテルを飲んだ
「どお?うまい?」
「美味しいに決まってんじゃん、ばーか////」
(ニノは素直じゃないな(笑))
「そんな、バカバカ言うなよ(笑)」
相葉くんは笑いながらニノの頭を撫でた
(…でも、この二人はこれで良いんだな、きっと)
俺は俺の腕に絡まる様にくっついてグラスを傾ける智くんを見た
(俺には、この可愛い甘ったれさんが一番だけど///)
なんて思っていたらニノが…
「ところでさ大野くん、さっき話してたちゅーしたとか言う男、何て名前?」
「Σぶっ!!!////」
ニノの爆弾発言を聞いて、智くんが焼酎を噴き出した
「ちょちょちょちょっ…ちょっと、ニノっ!!!/////」
て、言うか
(…………ちゅー??)
俺は慌てふためく俺の愛妻を前に、見事に固まった
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