第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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(どうしよう…)
僕は噴き出した焼酎をオシボリで拭きながら、必死にパニックになりそうな自分を落ち着かせた
(どうしよう…なんて言おう…)
ニノったら照れて可愛いなぁ
なんて思いながら、翔くんの腕に寄り掛かってお酒を飲んでたら、突然ニノが昼間話した秘密をバラしてしまった
(翔くん、怒ったかな?)
僕は恐る恐る、愛しの旦那様を横目で見た
翔くんは大きな眼を見開いて、もうこの世の終わり見たいな顔してワナワナしている
「……(汗)」
(何でキスされた事言っちゃうんだよニノ!サラッとそっち言ったらダメじゃん!)
今度は反対側に座って何食わぬ顔してカクテルを飲むニノを見た
「ん?なに?どうしたの大野くん♪」
「……(面白がってる)」
僕は思いっきり膨れてニノを睨みつけた
「おーのくん、どうしたの?何でそんな可愛い顔してニノを見てるの?」
「か、可愛い顔ってなんだよ相葉ちゃん!僕は今、怒ってるの!」
「俺、怒られる様な事したっけ?」
「んなっ!!///」
思いっきりしたでしょーっ!!
「だって、内緒にしてって言ったのに、何でキスされたコト言っちゃうのっ!!」
「………キス」
「………あ」
しまった……自分で言っちゃった(汗)
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