第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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俺に抱きすくめられている智くんが身体を捩って俺の方を向くと、抱きついて言った
「翔くんは、どんな翔くんでも、世界一素敵な僕の旦那様だもん!」
「あぁっ!智くんっ!君は宇宙一の奥様だよっ!!」
それを聞いた智くんが可愛く口を尖らせた
「やぁだ!僕の宇宙一取ったぁ!」
「だって、ホントに宇宙一なんだもん」
「ん〜、宇宙一は、翔くんっ!」
「んん〜、智くんでしょ!」
「翔くん♪」
「智くん♪」
また始まった例のやつ(笑)を聞いて、ニノが物凄い勢いで立ち上がった
「雅紀っ!このバカップルを今すぐ摘み出してっ(怒)」
「何で?オモシロいよ?」
「何処が面白いんだよ!鬱陶しいっ(怒)」
怒れるニノの様子は全く気にならないらしい相葉くん(笑)が、にこにこしながら俺らに言った
「ところで、何にする?」
「俺、何時もの」
「僕もぉ〜♪」
「おっけー。」
俺らに注文を訊いた相葉くんが、俺達がリザーブしてる焼酎のボトルを出しながら、今度はニノに言った
「ニノは?何にする?」
「…雅紀に任せる///」
相葉くんのキラースマイルを見て、また赤くなるニノ(笑)
「ニノ、可愛い♡」
「…うるさい、ばーか///」
そんな事言いながら、ニノは、相葉くんがシェイカーを振るのを熱心に見ていた
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