第27章 にのあい舞妓茶会事件!、の巻
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お茶会が始まって
たぁちゃんが特注した「京都風お茶会テーブルセット」(※要は、何か京都のお茶屋さんな感じ)で
コレまたたぁちゃんが京都から取り寄せた和菓子を摘みながら、お茶を飲んで話すコト暫し
僕は、やたらに絡みついてくるたぁちゃんを押しのけながら
何だかいい雰囲気で話をするニノと向井さんの話に一生懸命割り込んでいた(←笑)
「…へぇ、そうなんですか
オーナーシェフさんって事は、お店の経営もなさってるんですよね?」
「ええ、まあ。…大したもんじゃないですけど(笑)」
「しのぶちゃん!店が欲しいならわしが買うてやるぞ!!////」(←そして纏わりつくたぁちゃん)
「い、要らないから(汗)」(←で、押し退ける)
「てか、大したこと無くないだろ?支店だって出してるんだしさ!」(←何故か助けないニノ)
ニノは、何時もならとっくにツッコミを入れている、たぁちゃんの僕への絡み具合を無視して
大したことないなんて謙遜する向井さんにツッコミを入れた
「支店って言っても、二店舗だけだぜ?」
「十分じゃん!」
「そうか?…カズがそう言うなら、そう言うコトにしとくかな?(笑)」
「ナンだよソレ、理ぅ!」
何故かイチャイチャしだす二人
僕は、それでもついて行けない会話に果敢に割り込んだ
「し、ししっ…支店の方は、他の人に任せてるんですかッ!?///」(←必死(笑))
「ええ。でも、ちゃんと全店舗を回ってチェックはしてますが」
「へぇ〜、凄いですねぇ///」(←普通に感心しちゃうさとち)
「でしょう♪」(←何故か得意げ)
「何でお前が自慢げなんだよ、カズ(笑)」
「イイじゃんよ〜(笑)」
─ガチャン
「!!!////」
「……どうしたんじゃ?しのぶちゃん」
「…………」
僕は、思わず立ち上がってしまった僕に心配そうに声を掛けるたぁちゃんに返事もせずに
ニノの顔をじっと見詰めた
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