第27章 にのあい舞妓茶会事件!、の巻
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智くんがニノと突然二人旅へ行ってしまった、あの、舞妓はん事件(←事件て)から数ヶ月
気が付けば年も明け(←あの話は年明け前だったのね(笑))
誕生日が過ぎ
バレンタインも終わった
※本来ならがっつり行くべきネタを書けなくてもーしわけ御座いませんでした。(作者)
そんでもって
俺と智くんは、相も変わらずラブラブで
相変わらず、幸せな日々を過ごしていた
そんな、ある日
そのお誘いは来た
「お茶会?何時もやってるでしょ?」
「うんそうなんだけど…」
「そうなんだけど?何か違うの?」
智くんは、ちょっと顔を斜めらせて俺をチラッと見た
その日
何時もの様に、夕食後の晩酌を嗜んでいた時
智くんが毎週ニノのお祖父さんの家で催されているお茶会の話をし出した
珍しく、少し勿体ぶって話す智くんに、何時ものお茶会なんじゃないのかと問うと
智くんは、ビールの缶をテーブルに置いて、すすっと俺の隣にくっ付いて腕に絡み付くとソレに答えた
「うん………ちょっと違うの///」
「ちょっと違うって……なにが?」
俺が更に問うと、智くんは何時ものかわうぃ上目遣いをしながら言った
「あのね?
前にニノと二人で京都に行った時にさ、舞妓さんの衣装貰って来たでしょ?ニノが」
「あぁ、ちゃんと管理してないと着物が駄目になっちゃうからって
ニノがお祖父ちゃんちに二人分纏めて預けてる、あの着物?」
「そう、その着物」
智くんは、今度は言いながら、絡み付いた俺の手をにぎにぎして話を続けた
「その着物をね?
僕とニノが着て、お茶会したらどうかってたぁーちゃんが言い出してね?」
「うん」
「そしたらニノが
どうせやるなら、ちゃんと着付けてもらって、ゲストも呼んじゃおうとか言い出してさ」
「ゲスト?」
「ほら、前にさ、ニノが調理師免許とるんで色々教わったとか言うシェフさんが居たでしょ?」
「あー、はいはい」
俺は相槌を打ちながら、可愛く俺に絡み付く奥様の肩を抱き寄せた
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