第26章 そうだ、京都へ行こう。の巻
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「ふぅ〜ん……おぃこら、にゃでがた!」
「……なんだよ。てか、足どかせや(怒)」(←まだ顔を踏まれたままです)
「お前、舞妓なにゃんこを食ったんか」
「……そうだよ、悪いかよ。ちゃんと俺がクリーニング出して返すよ。…つうか、どかせっちゅうに(怒)」(←まだ踏まれてます)
「クリーニングは出してもらいますけど、返さないで良いっすよ」(←ちょっと酔いが冷めてきた)
「あ?」(←やっと足を退かせた)
ニノは漸く翔くんの顔から足を退かすと
さっきまで踏んづけいたその顔を覗き込んで、ニヤリと笑った
「大野くんの舞妓姿、超似合ってましたからね……着物は俺が買い取りました♡」(←勿論、自分のも(笑))
「か、買い取ったって、コレを!?///」
こんな高そうなお着物を買い取ったと聞いて驚いた僕は、ガバッと立ち上がった
…そしたら
辛うじて肩に引っかかってるだけだった着物が、ストンと落ちてしまって、結果…
「いやぁん////」(←着物が落っこちて、脱げかけた肌襦袢のみの姿に(笑))
「Σわーっ!!さささ智くんッ!!!/////」
「……我が嫁のセミヌードくらいで鼻血出すんじゃないよ、全く」
益々はしたない格好になった僕を見て、チョロッと鼻血を垂らす(←チョロッとなのね(笑))翔くんを見て
ニノがイヤそうに顔をしかめて溜め息をついた
「せ、セミヌードくらいでって言ってもお前…(汗)」
「お前言うな撫で肩(怒)」
「じゃあお前も撫で肩言うなよっ(怒)」
「だからお前言うなっつってんだろ!学習能力無いんか撫で旦那っ(怒)」
「……僕、取りあえず着替えるね////」
僕はまた言い争いを始めた二人に背を向けて
ニノの手に握られていた紙袋の中から、僕の服(←ニノが置屋から持ってきてくれたらしい)を取り出して
いそいそと着替えをした
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