第26章 そうだ、京都へ行こう。の巻
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─所変わって、嵐山の旅館─
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時間はちょっと遡って、翔くんがまだ衝撃の事実(笑)を知らされる数時間前
嵐山の最高級旅館の、最高級のお部屋(←最高級言い過ぎ(笑))に
最高級に可愛いお二人(←最高級に可愛いって何よ)が、到着致したところで御座います♪
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「わぁ、すごぉい…素敵ぃ///」
最初はあんまり乗り気じゃなかった旅行(急だったし)だったけど
宿に到着した僕のテンションは、翔くんに黙って来てしまったのを忘れるくらい(笑)に上がっていた
だって、従業員さんは、みんなすっごく感じが良くて優しいし
宿は趣があって古そうなのに、超キレイだし
おまけに、景山さんが手配してくれたお部屋は
ニノがどうしても此処に泊まりたいって言うのも納得がいくって位、すんごく素敵なお部屋だった
「そうでしょうそうでしょう♪
ね、来て良かったでしょ?」
何だか得意げなニノに、僕は部屋の中をキョロキョロ見回しながら訊いた
「うん!…ところでさ、ニノ。この離れの建物、全部貸し切りなの?」
「そうっすよ♪因みに、離れ専用の露天風呂もあります♡」
「ぅわぁ!ホントぉ!?////」
お風呂好きな僕(←あ、そうだったの?)のテンションは、更にup(笑)
「夕飯までまだ時間がありますから、先にお風呂入っちゃいます?」
ニノがテンションの上がった僕を見て、嬉しそうに言った
「うんっ!!
あ、お食事って、お部屋なの?」
「そうっすよ。
だから、誰にも何にも気兼ねなく、ゆぅ〜〜っくり、激ウマ京懐石が頂けますよ♪」
「わぁ〜、楽しみだねぇ♡」
「さぁさ、とにかくお風呂お風呂♪」
懐石料理なんて、昔潤くんに連れて行ってもらったっきり食べてないなぁ
なんて思ってうっとりしている僕の腕を引いて、ニノがお風呂へ入ろうと急かす
僕は、どんな料理が出てくるのかなぁ
お家でアレンジして翔くんに食べさせてあげられるのがあるとイイなぁ
なんて思いながら、ニノに腕を引かれてお風呂場に向かった
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