第26章 そうだ、京都へ行こう。の巻
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『ちょ、ちょっと翔くん落ち着いて…』
「おちけつないよっ!!おちけつる訳が無いじゃないかっ!!!(超絶号泣)」(←普通に“おちけつる”言ってるし(笑))
俺はすっかり冷静さを欠いてパニクり、ウロウロと歩き回りながら、更に叫んだ(←最初に叫んだ時に立ち上がっていた)
「やだやだ絶対ヤダッ!!
泊まりで二人旅なんてそんな条件を呑むくらいなら金なんか借りれなくたって良いよっ!!
寧ろコッチが慰謝料を欲しい位だよッ!!!(猛烈号泣)」(←パニクり過ぎてワケが解らなくなっている)
『ちょっと翔くん!(怒)』
と
俺の(意味不明な)雄叫びを聞いて智くんが珍しく怖い声を出した
「Σさ、智くん?」
『翔くんはそうやってすぐ騒いでそんなコト言って!(怒)』
俺、めっちゃ怒られる
「うぅ…だって///」
あまり(智くんに)怒られ慣れていない俺は、思い切りヘコんだ
そしてヘコむ俺に、智くんからあんびりーばぼーな一言が…
『僕はね、そうやってパニクっちゃう翔くんもカワイくて好きだけど
だからって言って友達のお願いをダメにしちゃう翔くんなんか嫌いだよ!』
「Σんがっ!?きききき嫌いぃいっ!??(汗)」(←声裏返ってます)
嫌いと言われて焦る俺に
智くんが珍しく饒舌になって畳みかけるように続けて言った
『だいたいさ一緒に行くのニノだよ?
嫌だってどう言うことなの?
僕、お友達と泊まりの旅行に行ったらいけないの?』
怒っていた智くんの声が、何だか拗ねた様な感じに変わる
「いや、別にそう言う訳じゃ…」
『僕だってさ、翔くんと離れ離れになるのは寂しいよ?
だけどさ、村上さんたちの結婚の為だし、ニノ、すんごく喜んでたしぃ…
…僕も、たまにはニノと二人で旅行とか行きたいなぁ…
…………ダメぇ?///』
拗ねた口調に、甘えてる感じのテイストが乗っかる
「いや、だからその…(汗)」
『…ダメなの?……翔くんも、潤くんみたいに僕のコト束縛とかしちゃうの?///』
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