第26章 そうだ、京都へ行こう。の巻
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「じゃあ、翔くん、後でメールするね」
「うん。」
村上からお金を貸してくれるようにお願いしてくれとお願いされてから数日が経った
今日は、週に一度のお茶会の日
でもって智くんは
そのお茶会へ行ったついでに、二ノにお願いをするコトにしたらしい
「…てか、智くんからメールを貰うのは嬉しいから良いんだけどさ、そんなに急がなくて良いよ?」
「ダメだよ、村上さん、きっと気になってるもん!
二ノに話したらすぐメールするから、ちゃんと村上さんに伝えてよ?」
腰に手を当て念を押す智くん
朝っぱらからメガ可愛い
「解ったよ(笑)
…じゃあ、行って来ます♡」
「行ってらっしゃい♡」
─んちゅっ
「…智くん、もうちょっとディープなのを…///」
何時もよりちょっと軽めなキスに苦情を言うと、智くんがまた可愛く俺を諌めた
「だぁめ!翔くん、またお仕事行きたくなぁいっ!って、なっちゃうでしょ///」
「行きたくないって言わないからぁっ!!///」
「もぉ〜……仕方ないなぁ///」
─むっちゅうぅっ
「ん、……は///」
「うう〜んっ!!えっちしてぇっ!!////」
「ほら、もぅ……だから言ったのにぃ///」
「行きたくないとは言ってないもんっ!!////」
「同じでしょ(苦笑)
…はい、ワガママ言わないで行ってらっしゃい!///」
「ふぁ〜ぃ…」
智くんに怒られてちょいヘコむ俺
ソレを見て
智くんが手を後ろで組んで下から俺の顔を上目遣いに見上げた
「……帰って来たら、翔くんがもう良いよって言うくらい、キスしちゃうから、お利口でお仕事頑張って来て?///」
「はぁ〜〜い!!櫻井翔、全力でお仕事頑張ってまいりますッ!!///」(←笑)
「んふふ…行ってらっしゃい////」
俺は愛しの奥様に見送られて、超絶ご機嫌で会社へ向かった
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だがしかし
俺は、この数時間後
二ノから突きつけられた交換条件に
あのあだ名(←ライオンキングね(笑))を彷彿させる雄叫びをあげる羽目になったのだった
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