第26章 そうだ、京都へ行こう。の巻
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「……だから、頼むのは構わないけど、あんま期待すんなよ?」
「そしたら、してくれんねんな!?」
「だから、言うだけな?」
「ありがとう櫻井くんっ!!恩に着るわぁっ!!///」
「ぅぐっ……は、離せや暑苦しい(怒)」
俺は感極まって俺に抱き付く村上を押し退けた
でも、村上は俺が迷惑そうにしているのは一向に気にならないらしく、嬉しそうに叫んだ
「やったでぇ裕子ちゃん!コレで裕子ちゃんに乳が出来るでぇっ!!///」(←そこ?(笑))
「……だから、期待するなと言うに(苦笑)」
俺は、まるで金が借りれるコトが決まったかのように喜ぶ村上を呆れながら
デスクの上の書類を手に取った
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「二ノにお金を貸して欲しいって、お願いするの?」
「うん、村上に貸してやって欲しいってね」
1日の仕事を終え帰宅して、智くんが作った激ウマの夕食に舌鼓を打った後
晩酌のビールを飲みながら、俺は智くんに朝村上から頼まれた話をした
智くんはソレを聞くと可愛く小首を傾げてテーブルに肘を付いた
「ん〜……お金かぁ……他のお願いなら聞いてくれそうだけど…」
「だろ?だからさ、村上にも期待するなって言ったんだけどさ」
「……けど、裕子さんと結婚する為なんだよね?」
智くんは、肘を付いて小首を傾げたまま、きょろっと目だけで俺を見た
「(うひ〜…可愛いなぁ///)…そうだけどさ…
…まあ、借りれないでも智くんは気にするコトないから、話すだけ話してやってよ」
「話すだけって……お願いは勿論するけど、絶対どうにかしてあげたいもん///」
目だけを向けて俺を見ていた智くんが、ぷぅっと可愛く頬を膨らませた
「ああもうっ!!智くん可愛いすぎっ!!/////」(←堪えきれなくなってさとちを抱き潰しました(笑))
「ふにゅっ////」
「智くん!村上のコトはひとまず置いておいて、俺たちの愛を確かめ合おうっ!!/////」
「んもぅ////」
智くんは困った顔をして腕の中で俺を見上げると、色っぽく囁いた
「…しょおくんの、えっち///」
「Σひぃーーっ!!智くんかわうぃいいッ!!!////」
「ゃん////」
俺は俺の可愛い可愛い奥様を抱き上げて、寝室へ走った
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