第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
.
「でねぇ、仲直りしたんだぁ♪」
「へぇえ〜〜〜。」
今日はバイトのお休みの日
僕は先日の喧嘩(?)の顛末の報告がてら、ニノのおうちに遊びに来ていた
「なんだよニノ!そんなつまんなそうな声出さないでよ!」
「だって、ココ三年位で一番どぉでもいい話するから」
「どうでもって何だよ!
ニノのお世話になんなかったんだから、どうでもじゃないでしょっ!」
「へぇへ、そりゃようござんした」
「も〜!」
報告がメインではあったんだけど、実はここ数週間教授のお家には行っていなかった
「アンタ、最近俺んちに入り浸ってるけど、教授のとこ行かないの?」
「ん〜…ちょっとね」
「なに?何かあったの?」
実は、何かあったの(苦笑)
「うん…」
「まさか、教授と焼けぼっ杭に火が付いて…」
「違うって(笑)
だいたい、教授幾つだと思ってるの?」
「男は生涯現役でしょう!」
「…相葉ちゃんじゃあるまいし。」(←笑)
僕はちょっと苦笑いをした
「教授じゃなくてね…教授のゼミの子が…ね」
「ゼミの子?…ってことは、大学生?」
ニノがさっきの仲直りの話の時とはうって変わって、身を乗り出してきた(苦笑)
.