第25章 三度目の誕生日(&教授と僕)、の巻
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俺は不安そうな顔をしている智くんに、また口付けて言った
「…君が求めてくれたから、君を抱くことに何の戸惑いも躊躇いも無かったよ」
「……翔くん/////」
「大事にしたいって………思った」
「んっ/////」
熱心に俺を見詰める智くんに口付けながら、囁く
「君が、あんまり儚げで……今にも壊れてしまいそうに傷付いてたから……
……優しく……優しく包んであげたかった……
……君の全てを、壊れてしまわないように、そっと……
……出来るだけ、そっと優しく……抱きたかったから……」
「んん……翔、くん/////」
キスの合間に、君への想いを囁く俺
そんな俺に全てを委ねる愛しい君
何時までも色褪せない、君への想いで
胸が、熱くなる
「………智、愛してる……今も、初めて君を抱いた時も…
…ずっと変わらず君を愛してる…
君は、俺の大事な、大切な宝物だよ
……だからさ、俺……君を乱暴になんて抱けないんだ////」
キスをしながら俺の囁きを聞いて
智くんがうっとりと目を細めてため息混じりに囁き返した
「ん、ぅ………しょお………嬉しぃ……僕の感じてたコト……間違って、なかったんだよね?//////」
「…そうだよ、智……俺も、君にその気持ちが伝わってて、嬉しいよ////」
俺は、智くんの甘い唇から離れて、じっとその潤んだ瞳を見詰めた
「翔くん…」
「智くん…」
「しょお〜くん///」
「さぁとしくん///」
…って、ちょっと待って?
(ココは甘いえっちになる件なのでは…)
「えへへ……しょおぉ、くぅん♡」
「でへへ……さぁとし、くぅん♡」(←でも釣られちゃう(笑))
「しょお〜お、たぁん♪」
「しゃ〜とち、きゅん♪」(←もう止まりません(笑))
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結局
甘ぁ〜い雰囲気でえっちに突入するものと思っていた所が、何時ものヤツになってはしまったものの
やっぱり俺たちは、こんな感じが一番しっくり来るんだから仕方ないかな
とか
妙に納得してしまう俺だった
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…えっつぃを期待してた皆様ごめんくさぃ。by作者(笑)
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