第25章 三度目の誕生日(&教授と僕)、の巻
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「だって、智くんがあんまりエロ可愛いかったから…///」
「んふふ///……でも、もう大丈夫でしょう?」
「どうかなぁ」
俺は腕に智くんを閉じ込めたまま、その艶やかな黒髪を撫でた
「智くんは、何時まで経っても、可愛くて、色っぽいから」
と
ソレを聞いて智くんが何やら思い出した様にボソッと言った
「………あ、なんかソレ………前に潤くんにも言われた」
「え?」
「あ、ごめん///」
謝る智くんの頭をまた優しく撫でて言う
「良いよ(笑)」
「……ごめん///」
「だから良いって
実際智くんは可愛くて色っぽいんだから」
「……////」
何だか申し訳無さそうな顔して俯く智くん
「そんな顔しないで?……あ、そうだ、ついでだからお互いに過去の恋バナでもする?」
「…………僕は、翔くんの昔の彼女の話しなんか聞きたくない///」
「あ、あそう(汗)」
(そりゃそうか(苦笑))
何だか申し訳無さそうな智くんの気を晴らす為にと思ったんだけど
ソレは逆効果らしい(汗)
「……だから、そんなに気を使わないで良いのに」
「え?……あ〜…(苦笑)」
「聞きたい?」
「ん?」
「翔くんは、僕の昔の恋バナ、聞きたい?」
智くんはそう言うと、俺の腕の中からスルッと抜け出して
テーブルに横向にコテンと頭を乗せた
「(うぉ…めちゃめちゃ可愛い///……う、うん
俺は聞きたいかなぁ……あ、ほら、教授の話しなんか、あんま聞いた事ないし」
「教授の話し?」
「うん……てか、智くんて俺と知り合う前に付き合ってたのって、松本くんと教授の2人だけ?」
「……だけってなんだよ……翔くんは、もっといっぱい居るんだ///」
「え゙……あ、いや、まあ…(汗)」(←またもや藪蛇(笑))
「ふぅ〜〜〜ん」(←ものごっついジト目(笑))
「いや、なんつうかその…(汗)」
「まぁ、仕方ないよね……翔くん、女の子にモテそうだもんね、カッコいいから」(←なんかトゲがある(笑))
智くんは、テーブルにコテンとなったまま
情けない顔で笑う俺をじっと見詰めた
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