第24章 初ガチ喧嘩、の巻
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リビングに飛び込んだ俺の目の前で、なにやらもちゃもちゃしている智くんと二ノ
ソレを見た瞬間
俺の中の何かしらが、ぷっつりと音を立てて切れた
「うちの嫁になにさらすんじゃいっ!!!(怒)」
「なにって…」
二ノが珍しく俺の剣幕に圧されて口ごもる
だけど俺はそんなのお構いなしで大声で喚いた
「いいかっ!!智くんはな、智くんはな、俺のなんだぞっ!!!俺の、俺のッ…!!!!」
俺のまで言って、ぶわっと涙が噴出する
その勢いで、何故だか鼻水も一気に垂れた
「おでどい゙どぢどり゙だい゙ぢだびどだん゙だどぉおおッ!!!!(超爆裂号泣)」(←多分、“俺の命より大事な人なんだぞ”と、言っている)
「……………一個も何を言っているんだか解りませんが?」
二ノが智くんに張り付いたまま首を傾げる
「ぐる゙でーッ!!!(怒)」(←多分、“うるせー”って言ってます)
叫びながら二ノに向かって突進すると、智くんがすっと二ノを背中に隠した
一体どれだけ泣いたのか、気持ち、腫れぼったい顔をしている
「ざ、ざどぢぐんっ!!」
「………帰って」
「Σえ゙っ!?」
「お、大野くん…?(汗)」
コレには二ノも焦ったのか、俺に帰れと言った智くんを二度見する
一方、俺はと言えば
智くんの思い掛けない台詞に完璧にフリーズしていた
智くんはそんな俺をじっと睨み付けながら、ギュッと唇を噛みしめていた
「大野くん?」
「……帰ってよ」
「さと…智く」
「帰ってよッ!!!」
智くんが滅多に出さない怒鳴り声をあげる
そしてビビりまくる俺に、更にトドメを刺した
「そうやって僕がすぐに浮気すると思ってんだろッ!!いい加減にしろよッ!!!そんな信用出来ないならもう良いよッ!!!お望み通り浮気してやるからッ!!!!」
Σ何ですって!!!?
「Σぃいいやぁあああーーーー…………ぁ。」(←しょーくん叫びながら気絶)
「あ(汗)」(←さとち素に戻る)
「あ〜ぁ」(←二ノ半笑い)
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俺
余りの緊急事態に
気絶にて戦線離脱す(苦笑)
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