第24章 初ガチ喧嘩、の巻
.
「エロ潤はひとん家の嫁に触らないッ!!大野くんはうっとりして赤くなんないッ!!!(怒)」
僕はやたらに怒ってばっかりの二ノに反論した
「う、うっとりなんかしてなぃもん///」
「してました!!(怒)」
「だから、ちょっと触る位イイだろ」
「良くありませんッ!!(怒)」
二ノはフンフン鼻息を荒げると、僕の腕を掴んだ
「やっぱアンタはエロ潤と居たらダメです!犯されます!!孕ませられます!!!」
「そんな訳ないだろうがよ」
「そうだよ、僕赤ちゃん出来ないもん………欲しいけど///」
「うるさいっ!もう帰りますよっ!!」
二ノはぷりぷり怒りながら僕を席から立たせて引っ張り出すと
潤くんをチラリと見てニヤッと笑った
「んじゃ、潤くんお勘定よろしく♡」
「………(苦笑)」
苦笑いする潤くんを残して、僕を引きずりながら店を出る二ノ
それからちょっと歩くと、二ノがやっと手を離した
僕は、二ノに引っ張られてちょっと赤くなった手をスリスリしながら、文句を言った
「も〜、二ノったらいくら何でも潤くん可哀想じゃん!」
「アンタはまだそんなコト言ってんすか!
良いですか?あのエロ潤はまだ大野くんに未練たらたら…」
「あれっ?智くん??」
「「えっ!?」」
聞き慣れた愛しい声に呼ばれて、二ノと同時で振り向くと、ソコには…
「翔くんっ!///」
「撫で旦那!」
「……何だよ、撫で旦那って」
「お〜い、智、忘れ物だぞ!」
「「えぇっ!?」」
今度はさっきまで一緒だった甘い声に呼ばれて、また二ノと同時に振り向く
「………あ。」
「Σあぁっ!?」
僕の忘れ物のウエストポーチ(←笑)を片手に店から出てきた潤くんを見て
翔くんが目が飛び出ちゃうんじゃないかってくらい大きく目を見開いた
「んまっ……まままつ、まっつんっ!!?」(←焦りすぎて未だかつてない呼び方に(笑))
「……よう、櫻井君、久しぶり」
「あららら………ら。」
二ノが半笑いで翔くんと潤くんの顔を見比べた
「………(汗)」
(ど、どうしよう…)
あららら、ら
……です(汗)
.