第23章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(後編)、の巻
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「良いけど……なに、これ?」
「お土産です。大野くんどうせお土産買い忘れてるだろうと思って買って来てあけたんですよ」
二ノは言いながらガサゴソと袋の中身を見せた
「えっと…ちんすこうとさーたあんだぎーでしょ…
…あと、まりもっこりのキーホルダー。」
「ま、まりもっこり?(汗)」
(な、何故沖縄まで来てまりもっこり??(汗))
「大野くん、まりもっこりがアンタに似てるっつって気に入ってたから。
因みにコレは沖縄バージョンのやつです」
「………」(←また声出してたのか俺は、と思っている)
「はい、ちゃと渡して下さいね!
間違っても大野くんが起きる前に小腹が空いたとか言って食べないで下さいよ!」
「たた、たべっ…食べねぇよッ////」(←食べようと思っていた人(笑))
「……それから」
二ノは、ビニール袋を俺の手に握らせながら、部屋の奥を見た
「大野くんに、旅先だからってあんまエッチばっかし過ぎちゃダメだよって言っておいて下さい
あと、アンタもあんまり調子に乗らないように」
「え…///」
「じゃ、明日」
二ノはもう一度俺をチロンと睨むと、ドアを閉めた
「……まあ、バレてるだろうなぁとは思ったけどさ(苦笑)」
俺は二ノが買ってきてくれたお土産のビニール袋を覗き込んだ
「………ん?レシートか??」
袋の中をよく見ると、紙切れが一枚ぴろんと入っているのが見えた
レシートにしては大きい紙切れを不審に思って袋から出して見る
「…………………あいつ、大財閥の御曹司だよな?(汗)」
俺は、“櫻井翔様へ”と書かれた請求書を眺めて首を傾げた
「……しょぉくぅ〜ん……////」
「ん?」
しげしげと請求書を眺めていたら、寝起きらしい智くんの可愛い声に呼ばれた
声に振り向くと、智くんがくしゅくしゅ目を擦りながら、真っ裸のまま立っていた
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