第2章 恋焦がれた

ホテルの部屋に入るなり、どちらからともなく入口で激しいキスを交わすと、服を脱ぎ散らかしながら移動しそのままベッドへと押し倒した。
白い肌は変わらず、身体付きは全体的に丸みを帯びて大人っぽくなっていた。
啄むようなキスを何度も唇へ落とす。

「なぁ、俺と別れてから男出来たか？」

「ん…っ、居ないよ…別れたなんて思って無かったし…ふっ…！ま、じろうは…？」

「は…俺もだよ…っ。」

「もっとキスして…あぅ…っん。」

唇を舌でなぞってやれば口を開けて、舌と舌を絡め合った。
お互いの唾液を交換し合いながら濃厚なキスをする。

「エッロイのは変わってねーな。」

「やめて、恥ずかしい…。」

耳元で囁くと顔を真っ赤に染めている。
首筋を舐め上げると、ピクりと身体が跳ねた。


「胸はデカくなったな。俺に触れられるの待ってたの？」

「言わな…っ、んっ…！」

「あ？なに？ちゃんと言えよ。」


乳房を鷲掴みして乳首を甘噛みし、もう片方は指で擦り上げると身を捩って涙を目に溜めている。


「あうぅっ、ま、ってた…早く…挿入れて…？ん、っ」

「ダーメ。これでも舐めてな。」

「んうっ…！」

唇をつついて小さな口の中に指を二本突っ込むと、遠慮がちに舌を這わせて来た。

「そんなんじゃ挿入れねーよ？」

「んっ…んんっ…。」

「もっと出来んだろ？」

必死にピチャピチャとしゃぶる音を立てながら俺の指を舐め、目を見つめる。
その間、俺のモノを入口にヌルヌル擦り付けると恍惚の表情で吐息を漏らした。

「欲しい？」

「む…うっ…うぅっ、」

「なに？挿入れてーの？。」

「んんっ…ぅ…」

瞳を潤ませ頷くその扇情的な姿についに我慢出来なくなると、彼女の両手を取り、指を搦めベッドへ縫い付けて一気に挿入した。
久しぶりに繋がれた感情と相まって、それだけで射精してしまいそうになるくらい、身震いするような快感が全身を襲った。


「さくら…挿入ったぞ…。」

「ん…はぁっ…、気持ち良い…万次郎…。」

「ずっとこうしたかった、突き放したクセに我儘だよな。」

「ううん、私もこうしたかったっ」

「本当に可愛いな、動くぞ？」

「えっ？あっ、待って、んんっ…いやあぁっ！！」

子宮口にグリグリ押し付けてやると、ビクっと身体をしならせながら彼女は果ててしまった。