第2章 恋焦がれた

「…なに勝手にイってんの？イク時は俺の許可が必要って教えたよな？」

「ごめ、ごめんなさ…っあうぅっ…！」

「ダメ、許さねぇ。」

「あっ、気持ちぃ…万次郎…っ！それダメなの…んっ、んんっ。」


バックでガンガン突きながら滴る愛液を陰核に擦り付け撫でる。更なる快感を与えてやると再度膣が何度も収縮を繰り返した。

「気持ちーの？…どうしようもねぇな、さくらのアソコは。まだ俺の事ギチギチに締めてくる。」

「あっ、も、ダメぇ…！ぬ…いてっ、まんじろ…あ、あっ！」

「終わらねーよ？二年分きっちり抱くから。顔こっち向けて。」

「んっ、やらぁ…っあっんん。」

「いいから。」


早くもバックの体勢は取っていられなくなったのか、寝バックでトントンと突き始める。
呂律が回らなくなった彼女の顔を横に向かせると、再度口に舌をねじ込んだ。
身体を密着させ、グリグリとナカを抉ってやると悲鳴にも似た声で鳴いた。

「あぁっ！！あっ、ダメ、奥っ奥っ…あうぅっ、」

「泣く程奥がいーの？ってか、もう出る…好きだ、さくら」

「万…次郎、きもちぃ…すき…んっ」

「ん………っ、さくら、もっと抱きたい…良いよな？」


一度射精しモノを引き抜くと、彼女は両手を広げ俺を抱き寄せた。

「私は万次郎のモノだから。」

万次郎の好きにして、と付け足すと妖艶に笑った。
その顔にまた欲情した俺は彼女の胸に顔を埋めた。
お互い理性など忘れ求め続けた。



「さくら…明日から始めるから。」

「………。」

「さくら？」

「怖いよ…、皆みたいに死んじゃったら、これが最後なんだよ？」

「…大丈夫。安心して待ってろ。」

「うん…。じゃあシルシつけて？帰って来たらまたつけるの。」

「オマエは本当に心配性だな。」

「だって私は…万次郎のモノだから。」

「うん、俺の。」

俺は真っ白な首筋に吸い付き、何ヶ所も真っ赤なシルシを付けた。

「万…次郎。勝手に出て行かないでよ…？」

「…あぁ…。もう寝な？」


やがて泣き止む頃には俺の腕の中で眠ってしまっていた。
俺も少しだけ眠り、起きてしまえば離れがたくなると考え、彼女が起きる前に額にキスを落とした。
そして白い特服に袖を通すと部屋代を置いてそっとホテルを出た。