第8章 背徳
サンダルを履いて玄関を開けると、宅配のお兄さんはインターホンで見ていたとおり、いつもの山下さんだ。
「こんにちは。こちらお荷物になります」
「いつもありがとうございます。…今日も冷えますね」
「はい、そろそろ雪が降りそうですよ」
荷物を受け取りながら、当たり障りのない会話をしているけど。
私の開いたシャツの胸元は、カップが1/4もない、乳首丸出しでおっぱいを際立たせるだけのセクシー下着。
健吾さんは今にも飛びかかりそうな目で、私のチラチラ覗くおっぱいに釘付けだ。
いつも、荷物の受け取りはこうやってお互いを高め合って、週に一度、その欲求をぶつけ合う。