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女神の劣情 ~淫穴の疼き~
第4章 唇
それでも私は顔を背けることができない。
ちがう、背ける気なんてなかった。
目を閉じて、唇を差し出して彼の唇を迎えていた。
ずっと夢見ていたシチュエーションに抗う事なんてできなかった。
唇がちょんと軽く触れあって離れる。
その一瞬で、唇から全身に快美な電撃が駆け抜けた。
離れたけどすぐ近くにいる唇を求めて、顎を軽く突き上げる。
彼の唇は今度は私の上唇をついばんで、次に下唇をついばんで。
その一つ一つの刺激毎に全身が貫かれて、私はビクンビクンと身体を跳ねさせる。
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