満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第48章 甘い水を求めて※《宇髄天元》
蝶屋敷はいつも慌ただしい。
せっせと大量のシーツを干している波奈に、宇髄は声をかけた。
「よう」
「音柱様!」
こちらに気づくとパアァっと笑みを浮かぶ波奈に胸を突かれる。宇髄の心臓を止めるのはいつもこいつのせいだった。
「なあ、こいつ借りてくぞ」
近くで波奈と同じように布を干していたアオイに声をかける。
波奈は「え??」なんて驚いた顔で宇髄を見た。
「音柱様、こちらも忙しいんですからね」
「はいはい、今度なんか奢ってやるよ」
「え、ちょっと、アオイ…!」
ちゃんと返してくださいよ、と言いながらアオイは手を動かした。
あたふたしてる波奈の首根っこを掴んで、宇髄は蝶屋敷を後にした。