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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第47章 宇髄さんを癒したい!※《宇髄天元》





初夏、今話題の流行の風邪がキメツ学園職員室を襲った。1人,また1人と教員がバタバタ倒れていき、自分の業務に加え休んだ教員のフォロー、さらに追加のフォローとしていくうちに、ここ2週間は馬車馬のように仕事をした。
風邪など滅多にひかない健康体の自分でさえ、疲労は溜まりに溜まっていた。
やっと金曜日、どうにかこうにか業務を終えてふらふらとやっとの思いで自宅へ着いた。

「おかえりなさーい」

リビングドアを開くと絶賛同棲中の波奈の可愛い声でいくらか気持ちは解れたが、おう…と力なく返事をして、冷蔵庫を開けてペットボトルを取り出す。
ひょこっと波奈がキッチンに現れる。

「相変わらず忙しそうですね」

「まあな…。ま、週明けはマシになんだろ」

はあ…とため息をついてまた水をがぶ飲みした。

「大丈夫ですか…?
あ、あの、…
あのね、…
あの…
宇髄さん、…お、おっぱい揉む?」

「…んぐ、っ」

お、おっぱ…?!波奈の口からは到底言いそうにない言葉を耳にして、喉を通っていた水を吐き出しそうになった。大慌てで波奈のほうを振り返った。

「…!?」

な、とか、お、とか言葉にならない声が出てしまった。
波奈はあろうことか自分のTシャツをたくしあげて、こちらに見せるように胸を出していた。薄いラベンダー色のレースの下着に、ふたつの膨らみがくっきりと谷間を作りのっかっていた。

「ーーな、なんて、じょうだん、です…
えへへ、」

波奈は真っ赤な顔で目を逸らしてはにかんで、Tシャツを戻そうとしたが、
波奈の手首をガシリと掴んだ。

「ーーー揉む」

「…え」

「揉む」


あまりの忙しさで、耳と目がどうにかなってしまったのだろうか。波奈からそんな願ってもないことを言われるなんて。
宇髄はそのまま波奈をリビングに連れていき、大きなソファへと波奈を放り投げた。



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