満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第39章 Trick but Treat※《宇髄天元》
「ぁ、あっ、やっ…っ、」
「いや?のわりにぎゅうぎゅう締めつけてくるけど?」
ぐりぐりとえぐるように腰を動かされてイったばかりなのにまたすぐに絶頂を迎えそうで、がくがくと足が震えてくる。
宇髄さんはまた満足そうに動きを止めて、がしりと波奈の腰を持つ。
「…へっ、…っひゃ、ぁ、!」
身体をぐいんと起こされてぐるりと回転させられた。
素早く宇髄さんは波奈の下に入り込んで、逆に波奈は宇髄さんを見下ろすように、体の上へ馬乗りになった。
繋がったままの騎乗位にさせられて、可笑しそうに宇髄さんは波奈を見上げた。
「…ほら、しっかり御奉仕しろ、よ、!」
「あァっ、!」
下から突き上げられて、きゅぅんと疼く。
もう勝手に涙はでてくるし、足も震える。
動きが止まった宇髄さんを恨めしく見下ろしながら、波奈はゆっくりとゆるゆると腰を動かした。
手を宇髄さんの逞しい胸板について、上下に動くたびに結合部からはぬちゅぬちゅと水音が響く。
恥ずかしくていたたまれず、もう宇髄さんの顔なんて到底見れない。
ゆっくりとゆるゆる動かしていたが物足りず、だんだんと動きが勝手に早くなっていく。身体を動かすたびに、メイド服のブラウスから飛び出してしまった胸がゆさゆさと動く。
繋がっているところはワンピースの裾で見えないが、びしゃりと濡れる足の付け根で、そこがどうなっているかなんて見なくてもわかった。
「…ふ、…う、っ、あっ、あっあ…っ、」
気持ち良くてもう無理かも。ちらりと宇髄さんを見ると、じい、自分を見つめる朱色の瞳とばちんと目が合う。
ぶわりと顔が沸騰したみたいに赤くなってしまった。