満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第38章 血鬼術を解いてよ宇髄さん3※
「…うずいさん、ひどい…」
む、とした顔で波奈が見上げる。
「何が」
「……ゆび、じゃなくて、…」
「指じゃなくて?」
なんだよ、と笑みを浮かべながら問いかける。
わかっていてつい意地悪をしたくなるのは、たいそうに波奈のことが好きだから。
黙ってしまって赤くなる波奈の、うち太ももに、もう固く勃ち上がる欲望を擦り付けると、波奈は期待でじわりと涙がでそうになっている。波奈がソレを追いかけるように腰が浮く。
おい、そんなことしちゃうのお前。やらしくて、かわいい。
たまらずにかちゃりとベルトを外し、そそり勃つソレを取り出すと、耳まで赤くした波奈がバッと目を逸らした。
ウブなのかやらしーのかわかんねえやつだな。
「いれるぞ」
そう言い内膝に手を入れてグッと開げ、先端を波奈のそこにちゅくんとあてがう。
「…ふぁ、っ、!」
ずず、と奥めがけてゆっくり自身をねじ込む。
濡れて滑りがいいが、やはりきつい。
「…っ、んんんっ…!♡」
「…は、」
奥まで入り切ったところで甘い吐息が聞こえた。
きゅうんと締め付けてくる内壁が気持ち良い。
短く吐いた息。汗は額からツ、と流れ落ちた。
「…うごいて、いいか」
こくこくと頷きながら、布団に手をつく宇髄の腕に縋り付く。
くっそ、動かなくても果てそうだ。
不随意にうごく内壁のヒダが、気持ち良くていけない。
ふーーーと息を吐いて集中する。
ゆっくり引き抜きながら、またゆっくりと波奈の良いところをめがけて奥まで。それを繰り返すと波奈は足先を丸めて感じいる。
「…っぅ、っ、そ、こ、…っ、ばっかり、っ、!」
「ここ?気持ち良くて好きだろ」
「っ、ん、ぁあ、っ、」
「あとで奥も突いてやるから」
ふるふると顔を横に振っている。
なんだ、あんなに欲しそうだったのに、刺激が強すぎたか。
必死に快感に耐えるように、身悶える姿は相当かわいかった。