満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第38章 血鬼術を解いてよ宇髄さん3※
大きな瞳は潤んで、その中は己しか写っていない。
その奇跡みたいな幸福を噛み締める。
生きてみるもんだ。忍び時代は他人の命も己の命でさえも、大した価値などないとすら思っていた俺が、生きていることに感謝しているなんて。
また吸い寄せられるように口吸いをしながら、蝶屋敷の白衣のワンピースのボタンを外していく。
そのまま両手で波奈の乳房を優しく揉みしだくと、ぴくぴくと可愛らしい反応をする。
キュウ、と人差し指と親指で乳首を摘み上げて弄ってやると、気持ち良さげに小さく喘いでいる。
桃色の小さい、立派な性感帯だ。
初めてだった波奈の身体を育て上げたのはこの自分なのに、官能的なその反応にため息が出る。
こんな姿を俺以外に見せてたまるか。
「…んん…っ、うず、さ…っ、はあっ…っ」
乳首を口に含んで、まるで飴玉のように舌でしゃぶってやると、むずむずと下半身を揺らしている。
「も…っ、そこは、いいですから…っ、はやく、」
「はやく、?なに」
「…うぅ…っ」
唾液で濡れた胸の先端を、指でくるくるしながらそう問うと、波奈はブワリと顔を赤くさせる。
もうピンと勃ち上がった乳首を何度も何度も擦ってやる。
「ちゃーんと言わねえとわかんねえぞ」
「ぁあァ…っ!」
これ見よがしに膝で波奈の太ももを外側へと押さえつける。
軽々と開脚させられて、身体の中心があらわになった。
「ほら、ちゃーんとねだれ」
「…っ…」
真っ赤な顔で涙で瞳を濡らしているのを見据える。
そんな可愛くてどうすんだよ。ますますいじめたくなって仕方ないだろうが。