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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第1章 おかえりなさい※《煉獄杏寿郎》






「杏寿郎さん…あの、」

抱きしめられる力が強いため、
アップアップしながら、波奈は声をあげた。

「杏寿郎さん…わたしも杏寿郎さんを待っておりました…」

言ってるうちに波奈はまた頬を染めるが、
きちんと母の教えにしたがい応えなければならない。
そしてそれ以上に、真っ直ぐと抱きたいと言う、愛おしい人に、抱いて欲しいと心から思うのだ。

「杏寿郎さんの、思うようにしてください…。
どんなことも受け止めます…」

言い終わったあとの恥ずかしさで、
杏寿郎の胸板に顔を埋めた。

「君は本当に可愛いな!」

杏寿郎の両手が波奈の頬を包む。
自然と杏寿郎の目が波奈の目を捉えた。

波奈は杏寿郎の赤く燃える大きな目でじっと見つめられ、いっそう激しく胸を鼓動させた。


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