満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第33章 媚薬50本飲まないと出れない部屋※《宇髄天元》
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ーーーいったいどうしてしまったのか。
鬼の血鬼術で閉じ込められて、媚薬を飲まなくてはいけなくなって、それで、それから、あの宇髄さんと助平なことをしてしまった。
宇髄さんのことがたまらなく好きではあったが、彼は妻帯者だ。可愛い奥様が3人もいる。
もちろん想いは伝えられずに秘めたままでいようと心を決め、そのうち諦めれたらいいなと思っていた。
どうせ叶わぬ恋なら、せめて役に立ちたいと、苦しそうな宇髄さんを助けたい一心で、やったこともない手淫をした。
治療や看護で男性器は見慣れてはいるものの、興奮したソレを見るのは初めてだったが、どうしても宇髄さんを助けたかった。
押し倒されて、擦り付けられたのには驚いたが、助かったと言ってくれた。
痛いことはしなかったし、優しかった。
好きな想いは募るばかりだった。
早くこの恋を諦めなくちゃいけないのに、
心がどうしようもなく宇髄さんを求めていて困った。
それが、いったいどうしたのだ。
宇髄さんはわたしのことを好きだと言い、口説くと言った。
その夜から宣言通りに会うたびに口説かれている。
2人で出かけよう、飯に行こう、嫁に来ないかーー。
信じられない事態に心が追いつかない。
わたしが既に彼を慕っていることなど、彼はまだ知らない。
おわり♡